メンタルヘルスに問題がある人は、内服治療をしている人が多いです。なかには抗うつ薬を飲むことで太ってしまうという方は多いかもしれません。
向精神薬は、ほかの薬と同様で副作用があります。つらくない副作用の物を選んだが、太ってしまうことで自分の見た目が変わってしまうことを懸念している人もいます。
今回は、ボディーイメージに影響する副作用との上手なつき合い方を紹介します。
うつ病

精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態で、ものの見方や考え方が否定的になります。
向精神薬の副作用

- 下痢する
- 眠い
- 口やのどが渇く
- 低血圧(立ちくらみ等)
- 便秘
- 排尿困難
- 月経不順
- 太る
自分にあう薬を選んだ行くなかで、眠気や下痢などは身体的にもつらいので、副作用が出た時は内服を辞めるかと思います。
最終的に身体的な副作用が少ない薬を選んでみたが、太ってしまう…という人も少なくないのではないでしょうか。
うつ病を早く治すための葛藤

内服治療をちゃんとしないと治らないとわかっているが、太ってしまうことで恋人や夫に嫌われるてしまうのでは?治療中だと周りの人にばれたりしたらどうしよう。など不安と葛藤がついて回る人いらっしゃいますよね。
薬で太るからせめて、食事を減らしたり無理なダイエットしていませんか?
その葛藤をしてしまう人は、薬での治療に依存しすぎかもしれません。
治療は内服だけではない

内服治療を始める前に、うつ病の治し方を指導されていると思いますが、うつ病の人は気力がない人が多いので、
活発に動くのではなく手っ取り早く薬だけ飲めば治るでしょうと考えている人もいます。
薬だけで解決できることは少なく、患っているあなたの考え方や行動を変えていかなければ根本的な解決はできません。
うつ病の治療法
休養・環境調整
栄養の取れた食生活と規則正しい生活で日光を浴びることでセロトニンを増やす。
薬物治療
「抗不安薬」「睡眠導入薬」「気分安定薬」「非定型抗精神病薬」など
精神療法
うつ病の原因となったストレスを振り返って対処法を学んで調子の良い状態を維持し、再発を防ぐ目的
認知行動療法
ネガティブな物事の捉え方や考え方のくせを改善
対人関係療法
対人関係の問題を解消することで、ストレスを軽減させる
運動療法
適度な運動で、アドレナリンを分泌する。
やり始めるのは億劫ですが、初めて見る意外と前向きにできたりするので、気分転換にも有効です。

内服治療を進めることで太るというのはしょうがないことです。
まず、うつ病を治すためには上記の治療法が必要であることを再度理解しましょう。
きちんと食べることがまず健康体になるためには必須です。その欲望を無理やり抑えようとダイエットすることで、またストレスがかかってしまい悪化することにつながります。
あなたはまだ内服薬が必要なほど、精神的に落ち込んでいる状態なので、まずはメンタルヘルスを良好な状態にすることを最優先しましょう。よくなって内服薬が減れば、食欲も落ちるので必然的に前の体重に戻ります。
人の目を気にせずまずは自分を好きになる

あなたの人生を生きるために病気を改善することを再認識しましょう。誰かに嫌われるからと気になっているうちは誰かの人生を疑似的に体験しているだけです。太ったから別れるという人は、おそかれはやかれ別れる将来が待っています。
見た目どうこうではなく、あなたの精神を顧みながら支えてくれる人を元気になってから探しましょう。
HSPで人の目を気にしたり、見捨てられたりすることへの不安がある人や依存や執着気質な人が、うつ病になりやすい傾向にあるのもあります。
早く病気を治したいから内服治療するのではなく、考え方や行動を改善していきやすく生きるための方法の一環として内服治療をすることを忘れないでください。方法が目的になってしまわず、自分が内服治療をしなくてはいけないような病気を患っていて少しでも良くしたいという根本の目的にきづくことから始めましょう。

以上、太ってしまう内服治療薬との上手な付き合い方でした。

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