メンヘラな人に多い病気で、うまく自分の意志を伝えることができず流させてしまいがちなASDさん。
今回はASDさんがもどかしく感じているコミュニケーションについて、お悩みが改善されるよう自分のことを上手に伝える方法をご紹介します。
人に求められている答えを返すだけの受け身ロボットにならないために、自分を好きになって自己実現ができるように会話方法を工夫してみましょう。
ASDとは
国立精神・神経医療センター
社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手く出来ない、興味や活動が偏るといった特徴を持っていて、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群といった呼び方をされることもあります。
特性を周囲に理解してもらいにくく、いじめ被害に遭う、一生懸命努力しても失敗を繰り返す、などのストレスがつのりやすいため、身体症状(頭痛、腹痛、食欲不振、チックなど)、精神症状(不安、うつ、緊張、興奮しやすさなど)、不登校やひきこもり、暴言・暴力、自傷行為などの「二次的な問題(二次障害)」を引き起こしやすいといわれています。そうなる前に家族や周囲がその子の特性を正しく理解し、本人の「生きづらさ」を軽減させて二次的な問題を最小限にとどめることが、自閉スペクトラム症への対応の基本となります。
すまいるナビゲーター
コミュニケーションは、ひとが社会生活をするのに必要不可欠なものであり、自分の意見を言えないことから悪い方に悪い方に進んでしまう人もたくさんいます。

人を不快にさせてしまった
- 小さいことでもいいから、本当に思ったことを素直に口に出してほしいと夫に言われた
- 黙るのはやめてほしいしと親から困った顔で言われた
- なにを考えているのか全く分からなくて耐えられないと親友にキレられた
上記のことがあったという人は、ASDの傾向があります。
ASDの人は内向的な性格の人が多くいます。幼少期は、親が気づくことで早期発覚することができ、行動療法などすることができます。ですが、病気と思わず成長することで、もともと内向的な性格が災いし、病気かも受診しなくてはという自発的な行動をとらず、生きづらさを感じている人も少なくありません。病名を付けてもらうことで、楽になることもあるので、生きづらさを感じているのであれば、一度心療内科に受診することを勧めます。
知能テストを受けるには?
なぜ大事な話し合いの場でもコミュ障に?
- 軽い雑談なら問題ありませんが、仕事の話や自己決定しなくてはいけない問題になると、正解ばかり探して黙ってしまったり、何か言わなければと焦って見当違いな答えをしてしまいます。
- 自分以外のものについての説明はとても分かりやすくすることができるのですが、自分が今なにを考えているかなど、自分の中の部分を相手に伝えるのがとても上手にできない
- ただでさえ、 自分の感情を言語化することが苦手なのに、コミュニケーションを失敗し続けているトラウマと葛藤しながら会話をしなくていけません。
会話の本質的回答ではなく、会話の中で返事の正解を探す癖がついてしまい、 正解が見つからなければ混乱して人を怒らせないように沈黙してしまうという人もいます。
意識の変え方
たくさんコミュニケーションをインプットする
映画や本、漫画などから知識をインプットする。
自分の傾向を自覚する

相手との会話でおかしくなり、また、めんどくさい自分で嫌だな、と思う人いますよね。
治そうとするのではなく、自分の傾向と自覚しましょう。気持ちも楽になります。
一つの選択肢ではなく、二択にしてみる

2択みたいな案を出し、どちらがいいかを相手に聞いてしまうのがよい場合もあります。
自分が答えを決めかねている理由を、説明してしまえば相手が汲み取って折衷案を一緒に考えていくことできます。
少なくと相手はあなたの思っていることに興味があり質問しているので、アンサーやアクションをしてあげましょう。
紙にまとめる時間をとってもらう

大事な話で、自分の意見を提示する場合、すぐに返答できないという人は世の中に多くいます。その理由は、自分の中でいい面と悪い面を検討して答えを出さなくてはならないからです。だいじなことなので。
ASDの人は、言葉がうまく出ないだけで論理的な思考などできます。むしろ、時間をかけて考慮に考慮を重ねるがゆえに客観的な視点をもって思考することができる人です。
時間をかけて文章にまとめてから話すなり、文章を相手に見せることで悩まずにアウトプットすることができます。
うまくまとまらないという人は、思いついたこと単語を適当に紙に書き、それを文章として整理してみましょう。
まずは自分の考えていることを自分で自覚して、パターン化していきましょう。自分を知ることで、アウトプットがスムーズにできるようになります。

以上、ASDさんが思っていることをうまく伝える方法でした。参考にしてください。
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